2019/09/11
初めまして、こんにちは。
ひとまき短期インターンシッププログラムに参加しています、あおい(@Aoi_61_46_11_)と言います。
普段は山梨県都留市で学生カフェやったりシェアハウスに住んだりしている大学2年生です。
嶺北でのインターン生活も、いよいよ終盤です!
日々誘惑とやるべきタスクに追われている生活とは異なり誘惑が少なく時間的な余白がある中で、素の自分と向き合うことができています。
そして自分がしていきたい生き方がブラッシュアップされ、より鮮明になりつつあります。
ひとまきのスタッフさんや嶺北でお世話になったみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回はインターンの取り組みとして、
ひとまきに関わる人たちの生き方についてヒアリングさせてもらい、これからの自分の生き方の選択につなげるためのアウトプットとして、記事を書かせていただいています。
第三弾となります今回は、NPO法人ひとまきのプログラムに参加し、現在大豊町在住のiPhone作曲家であるぽいずんさんにお話を伺いました!
目次
ぽいずんさん(@poison_eitaro)は大学を卒業後、子ども向け野外教育スタッフや学童保育指導員を経験。
その後、NPO法人ひとまきのマキワリプログラムを通して自分が本当に好きなことを発見する。
プログラム終了後、何度か嶺北を訪れた後に2019年7月に福岡から嶺北に移住。
現在はiPhone1台で楽曲を作り上げる「iPhone作曲家」としても活動している。
初めましてぽいずんさん!あおいです、本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします〜!!!
早速ですが、どうやって嶺北やひとまきのことを知ったのでしょうか?
僕は、NPO法人ひとまきのマキワリプログラムの二期生として2018年の10月に初めて嶺北を訪れました。
その前から事務局長のハヤシくんとひとまきの存在は知っていて、ひとまき代表の大地さんとかスタッフの大堀さんのこともTwitterでフォローしていて、活動は見ていました!
Twitter経由で知ったんですね!
なんかNPO活動とかに興味があってフォローしていた感じですか?
NPO活動というよりは、「なんか田舎で面白いことやってる若者たちがいる!」みたいな認識でした。
同年代で色々やってる彼らはかっこいいなと思って見ていました。
なるほど!
マキワリプログラムに参加したきっかけみたいなものはありますか?
マキワリプログラムに参加する少し前に、精神的に不安定になってしまったんです。
これからどうしようと思っていた時にマキワリプログラム2期の募集を見つけました。
生き方を選び直すプログラムとか、自己理解を深めたり、田舎の暮らしを体験できるとこに惹かれて
「これに参加すれば、なんか俺変われるんじゃね!?」と強い希望を感じて参加しました。
精神的に辛かった時期にたどり着いた、まさに希望の光だったんですね。
マキワリプログラムに参加してみて、何か心境の変化だったり得るものはありましたか?
得るものはたくさんありました!!
参加して改めて自分の好きなことを再発見できたり、より自分の気持ちに素直になれたと思います。
当時メンターだった大堀さんと毎日振り返りしていく中で、ただの趣味だった音楽をもっとアウトプットして形にしていく感じになっていきました。
昔から音楽はずっとやられていたんですか?
大好きでした!
12歳からピアノ、16歳から作曲をやっていました。
当時はシンセサイザーで作っていましたね。
現在iPhone作曲家として活動されていると思うのですが、どのように作曲されているのですか?
iPhoneの純正アプリであるGarageBandを使用しています!
作曲は、ふとした時に作る時もあるし、作ろうと思って作る時もありますよ!
作詞は、感情を動かされる体験をしたら出てくるかな・・・。普段はiPhoneのメモにアイディアをまとめています!
なるほど!
ぽいずんさんにとって音楽とはどんなものなのですか?
将来的には生業にしていくみたいな感じはありますか?
生業にしたい気持ちはあるけど、今のとこ音楽で食っていこうっていう気持ちは、あんまりないです。
自分の中で大切な行為の一つという感覚が強いかもしれません。
あくまでも音楽は自分のために作っているので、それが結果的に誰かの心に響いたら嬉しいですね!
自分のために作っているって、すげーカッコイイですね!
普段はどのようにして生計を立てているんですか?
7月から近くの学童保育の先生をしていますね。
iPhone作曲家としての活動の方は、現在は営業はかけていなくて、自分のアルバム作りに集中しています。
でもストリーミング配信での収入は得ています。
そんな感じですね。
嶺北に移住することにしたきっかけとかはありますか?
マキワリプログラムが終わったあとも、1月にシェアハウスわんくに一ヶ月住んでいました。
4月、5月は遊びに行ってたりして、6月ははやしハウスに一ヶ月住んでいました。
なんか宣言的な感じで移住してきたというよりは、段階を踏んでここにやってきた感じですね。
地方移住は失敗するケースも少なくないですからね。
現在の嶺北での暮らしはいかがですか?
現状の暮らしは、素直にワクワクしています。
今の生活は不便だけど、だからこそどんな生活も大丈夫な気がしていますね。
トイレ行くために外に出なきゃいけないし、虫もたくさん出ます・・・。
とにかく不便を楽しんで、面白くしていくしかないと思っています。
話を聞いていて生活を面白いものにしていくという点に興味を持ちました。
何か面白かったエピソードとかあったら聞いてみたいです!
例えば昨日天井にカメムシがいてさ、冷凍スプレー噴きかけたら同居人のPCを跳ねて部屋の隅に飛んで行った事件を即興で作曲したりしています(笑)
即興で曲作っちゃうなんて、作曲家ならではの楽しみ方ですね!
今、ぽいずんさんが思い描く理想の暮らしとかってありますか?
どうしたいというよりは嫌なことから決めて、それを忌避して動いています。
田舎や都会に好き嫌いは特になくて、自分らしくあれる場所がいいと思ってます。
田舎が好きで移住とかは全くなかったですね。
その点で嶺北はコミュニティがすごく自分に合っていて心地よく感じます。
たしかに、ひとまき界隈のコミュニティは素直に自分らしくあれますよね。
逆に定住とかも考えてなくて、直感と内なる声に従って生きてる感じなんですよ。
だから移住という感覚はないんです。
ここまで話を聞いてきて、ぽいずんさんにとって、ひとまきの存在はとても大きいように思えました。
どのように感じていますか?
ありのままの自分を受け入れてくれて、さらに自分を再発見してくれてたコミュニティだと思っています。
現時点では一番心地良いコミュニティということでしょうか?
そんな感じです!!
でも、今はこのコミュニティしか知らないから、他のコミュニティも見てみたいから、これから日本中を回って見ようと思っています。
これから行ってみたい場所とかありますか?
現在は行く予定として、神奈川県の廃材エコビレッジに興味あるかな。
最後に、過去の自分だったり、生き方に悩む人にメッセージをください!
過去の自分には、「直感に従え!」「内なる声に従え!」と伝えたいです。
大卒で就職したら、なかなか自分の心の声になかなか従えないと思います。
たしかに、周りも我慢してるんだから自分もしなきゃみたいなところありますよね。
あとは、「もっと自分をもっと信じていいんだよ」って言いたいですね。
反町隆史さんの「Getting my way」という歌がすごく好きで、今の自分の考えの指針の一部にもなるくらい影響を受けました。
多分親の声より聞いたかな(笑)
大学4年生ぐらいから心の中で思っていたことが、ここ4、5年くらいかかって実現できているかなと感じます。
これからのマキワリ参加者や生き方に悩んでいる人へはいかがですか?
やはり「直感に従え!」と言った感じでしょうか?
いや、自分に対しては鼓舞するような言葉だけど、人には優しい言葉をかけてあげたいです。
なんか生き方悩んでる人って次のステップ、最初の一歩はハードル高いというか、勇気がいることだと思うんです。
だから「大きく変わろうとしなくていい」「目の前のその一歩に集中していればいい」って伝えたいですね。
相手のこと自分のことのように考えられるぽいずんさんの優しさを感じました。
ありがとうございました!!
第三弾である今回は、ひとまきのマキワリプログラムを通して移住してきたiPhone作曲家のぽいずんさんにお話を伺ってきました。
インタビューを通して、夢に向かって突き進むエネルギーを感じました。
まさに「今を生きる弾丸」のような勢いのあるアーティストさんでした。
ぽいずんさんの曲を聞きたい方はこちらをチェック!!
今回のインタビューの中で学んだことは、
「自分の気持ちに素直になろう」
「自分に適したコミュニティを選ぶ意味」
自分の気持ちに素直になることは、他人に流されないとか、自分の気持ちに嘘をつかないとかありますが、僕には特に自分自身を信じてあげることが大切であると思いました。
自分という個性を出しづらかった時代と、自分で生きる道を作らなければならない時代の間に生きているからこそ、自分を信じて気持ちに素直であれることは大きな強みになると思いました。
また環境は人の成長に大きく影響するため、妥協せずに自分がより自分らしくいられるコミュニティを追求していくことが大切と学びました。
これからの生き方について悩んでいる方が、この記事を読んで、より自分らしい選択ができるような手助けになっていれば幸いです。