2020/10/01
こんにちは!
NPO法人ひとまきの代表、矢野です。
さて、この度のお知らせは、
タイトルにあるように、『活動再開について』のお知らせです!
当団体の活動は、
少人数ではありますが、一定期間、参加者が共に生活するプログラムを運営しております。
そのため、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点より、春先から短期受け入れの停止してきました。
僕たちの活動拠点である、高知県の中山間地域”嶺北地域”では、
今現在(2020年10月)新型コロナウイルスの感染者は出ていません。
しかし、地域内の宿泊施設は軒並み前年比90%減などの状況が続き、
存続が大変困難な状況になっているお店も少なくありません。
僕たち、NPO法人ひとまきもそれなりに大きな影響を受けております。
それから約半年。
世間では、第二波がキタ!ということで再度大きな自粛ムードがやってきて、
僕たちの活動再開もいつすればいいのだろうかとタイミングを掴めずにいました。
しかし、
いつになったら再開をすればいいのか?
メドも無いまま、このままの状態を続けることは組織にとってはリスクを積み上げていくだけになり、そして、それは知らない間に大きなリスクを産むことに繋がっていくのだろうなと思います。
特に、非営利活動という組織形態上、メンバーのモチベーションが下がることは何よりも大きなリスクとなります。
コロナを拡大させるというリスクを全国民、全世界の人が抱えている今、
僕たちひとりひとりの行動に大変大きな責任が伴うことは理解しています。
しかし、どのような行動をとったとしてもそのリスクをゼロにすることはかないません。
だとすれば、
そのリスクをできるだけ低い状態に保ちながら、僕たちの活動を再開することはできないだろうか?
そう考え、僕たちなりの答えを出すことにしました。
国や行政機関の指示する方針、テレビなどのマスメディアの報道、SNSでの論争、
様々な情報が流れる中、重要なことは、そうした発信を元に僕たち自身が何を信じ、何を持って行動するのかということだと思います。
結論から、申しますと、
5月に弊社ブログで表明しました活動の一時休止をやめ、受け入れ活動を含む、全面的な活動再開をすることとしました。
と、言いましても、
もちろんこれまでとは違った考え方の元、再開していくため賛否はあると考えられますが、僕たちの考えにご理解をいただけると幸いです。
まず、ひとまきの中核プログラムである、
約1週間のひとまき拠点滞在を通したキャリア形成プログラム『マキワリプログラム』の受け入れを今秋から再開することとしました。(※プログラムの正式な募集は別途ブログにて行います。)
また、活動休止してから はオンラインでの取り組みも開始。その1つ、【無料】オンライン生き方相談所 では、相談にきた若者が自身のキャリアの1つとして弊社インターン生として活動するなど、良い影響もありました。
こちらについても、
今年度の事業として進めてきましたが、延期をしていました。
オンラインでの取材対応にするなど、実施方法を修正し、活動再開を決定致しました。
全国の様々な生き方をしている人を取材するこのプロジェクトに関わりたいと、多くの問い合わせを頂きました。
現在は10名以上からなる制作チームで、図鑑完成に向けて着々と取り組んでいます。
特に関わる人が多いプロジェクトなので、感染拡大防止のリスク管理については徹底して実施致します。
設立から、4年間、
・今の生き方を変えたいがどうすればいいか分からない
・やりたいことがあるが、今の環境ではできない
・周りから応援されなくて辛い
などなど、理由は様々ですが、
生き方に悩む若者の想い描く理想の生き方へ向かっていくためのサポートを行ってきました。
そして、今のこの時、
コロナにより、これまで当たり前と思ってきたものが音を立てて崩れていった人たちも少なくありません。
そうした社会に必要なことは、現金給付などの支援ももちろんですが、
それ以上にひとりひとりの意思をより尊重し、向き合い、実現を前に進めることのできるサポート(教育)であると私たちは考えています。
物理的に、
人が動くこと、集まること、
はリスクがありますが、
そのリスクを超えてでも必要なサポートを私たちはできると確信しています。
時期尚早と言われるかもしれませんが、
できる限り早い活動再開が私たちが今求められていることだと思っています。
未知のウイルスであり、全世界が直面するパンデミックの原因である
一方で、
これまで多くの伝染病と戦ってきた歴史からどのように共に生きていくのかを考える必要があるものでもあると思います。
どれだけ、感染防止を徹底しても、
いつどこからついて来たのか分からないリスクもあります。
政府などの対応、マスメディアの報道により過剰に捉えがちですが、
東京などの都心部からの人の動きに対して、大変敏感になっている人も多いですが、
人口割合による感染者数などを見れば、
そうした考え方は、リスク回避方法としては間違っていることがあることもわかってきました。
やはり、重要なのは、
個人個人がどれだけリスク対してしっかりと考え、取り組むかだと思います。
私たちは、その個人個人のリスクに対してしっかりと向き合い、
できる限りのリスクヘッジをした上で受け入れていく体制を作っていきたいと考えています。
各プログラムごとに、再開日時やスケジュールはバラバラです。
そのため、別途それぞれの募集ページなどを近日公開いたしますので、そちらを参照ください。
活動休止のタイミングで始めた、オンライン生き方相談所ですが、
これまで数件の申し込みを対応しまして、相談を受けてきました。
その場で解決することばかりではありませんが、
こうして、お話を聞いてもらえるだけで心が軽くなったり、前を向けたりと、
良い評価をいただいていますので、今後も継続してやっていきたいと思います。
また、弊社のプログラムにいきなり参加するのはハードルが高いと思う方にも、
まずは、オンライン生き方相談所でお話しさせていただいたのち、参加を検討していただくのも、もちろんOKです!
ぜひ、気軽に申し込みしてみてください。
新型コロナウイルスが世界中に広がったことにより、
明らかにひとりひとりの生き方考え方は変化しました。
そして、それに順応していくことのできる組織・個人、
また逆に、順応できずに元の形のまま進んでいく組織・個人。
いろいろな形があると思います。
今回、活動を再開するにあたり、内部でも議論してきましたが、
僕たちは、常に前者でありたいと思いました。
やはり、変化する時代や社会の中では、
確実に変化に素早く順応していく人たちは常に孤独(苦しみ)を持っています。
元の形のまま進む人からは、批判されることもあります。
ですが、僕たちは、常にそうした人の味方である存在でい続けたいと思います。
『何度でも生き方を選ぼう!』
僕たちが大事にしている、このスローガンは、
そんな変化の渦にいる人たちの背中を押すことのできる一言だと思っています。
1人で進んでいくことが怖くても、
一緒に進む仲間を見つけることができる
そんな場を作っていきます。
これからも応援よろしくお願いします!